4thDay side Girl


「美崎ー?晩ごはんはー?」
「いらない……。」
「そう。……あんた、ぜんぜん食べてないじゃない。大丈夫なの?」
「うん……。」
「そっか。」
足音が遠くなっていく。
私は今、部屋に居る。今日は、電気をつけないで、ずっとベッドの上に居た。
「はぁ……。」
出てくるのは、ため息ばかり。
暗い部屋にやけに大きく響いたような気がした。
どうやら、私は本田君に迷惑がられていた、らしい。
嫌われていただけではなく。
―――机の上に目をやる。
そこには、できる限りかわいらしく包んだケーキと、その横にクッキーの入った袋。
結局、渡せなかった。

―――十四日じゃないと意味がないの―――

もう、十五日。しかも夜。
……でも。
渡さないんじゃ、もっと意味がない。
十四日じゃなくても。二日遅れでも。
それでも。
相手が、本田君が迷惑がっていても。
たとえ、目の前で捨てられることになっても。
それでも!
私は、渡そうと思う。

気持ちを、伝えるために。


4thDay side Boy戻る5thDay side Boy1