ドクン。
ここは……。
僕と、あの子が初めて会った場所。
その後も、会い続けた場所。
そして……。
最期に、会った場所。
まいったな……。思い出してしまうなんて。
別に、忘れたかったわけじゃない。
忘れなければいけないわけでもない。
ただ。
ただ、思い出したくはなかった。
なんだ。日付も同じじゃないか。
おまけに、雪まで降って。
君……、なのか?
私を忘れないでとでも言っているのか?
よく言うよ。
自分から「忘れてください」とか言っておいて。
勝手だな。
本当に。
そんなこと言うくらいなら、最初から……
いや。
もう、無意味か。
すべて、遅すぎる。
そもそも、どうしようもなかったんだから。