エピローグ1


ドクン。

ここは……。
僕と、あの子が初めて会った場所。
その後も、会い続けた場所。
そして……。
最期に、会った場所。

まいったな……。思い出してしまうなんて。
別に、忘れたかったわけじゃない。
忘れなければいけないわけでもない。
ただ。
ただ、思い出したくはなかった。

なんだ。日付も同じじゃないか。
おまけに、雪まで降って。

君……、なのか?
私を忘れないでとでも言っているのか?
よく言うよ。
自分から「忘れてください」とか言っておいて。

勝手だな。
本当に。
そんなこと言うくらいなら、最初から……

いや。

もう、無意味か。
すべて、遅すぎる。

そもそも、どうしようもなかったんだから。




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