11日目


彼女はどうやら元気みたいだ。
もしかしたら。
そんな希望が、生まれていた。

今日も、いつもの公園に行く。
いつもの時間より、五分くらい早い。
さすがに彼女の姿はない。
「今日は僕の勝ち、か。」
呟いて、ベンチに座る。
そのまま背もたれにもたれかかり、頭も後ろに持っていく。
いい天気だ。

「遅い……。」
すでに三十分くらい過ぎている。
十分を過ぎたあたりで待ちすぎだとは思ったけれど。
それにしても、彼女が遅れるなんて。

さらに一時間。
もう、さすがに来ないだろう。
仕方ない、帰ろう。
そう思って、公園を出る。
「?」
と、自分でもよくわからないが、
彼女がいつも来る方を振り向いた。
……なんだ?

よくわからない気持ちのまま
僕は家に帰った。





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